2011年8月9日火曜日

ホームカラー 泡カラー

数年前からCMなどでよく見られる 泡カラー。自分で染めても塗やすくよく染まる、と聞くことがあります。しかし、美容師からは泡カラーはやめて下さい、と言われることが多いと思います。
美容師的には泡カラーで染められるのはものすごい嫌なのです。

なぜでしょう?
美容室で染めてもらわないとカラーの売上が下がるから、、、。それもありますが、一番嫌なのは髪がものすごい傷むからなのです。

なぜものすごい傷むのでしょう?
泡カラーには泡立てるために’水酸化ナトリウム’というアルカリ剤が入っています。
お店で使っているカラー剤には水酸化ナトリウムは入っていません。

参考までに 泡カラー一液の成分
●プリテ◯◯ヘアカラーG2 1液(医薬部外品):40ml
メタアミノフェノール*、トルエン-2.5-ジアミン*、レゾルシン*、塩酸2.4-ジアミノフェノキシエタノール*、パラアミノオルトクレゾール*、精 製水、アルキル(8-16)グルコシド、炭酸水素アンモニウム、エタノール、強アンモニア水、塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリルアミド共重合体 液、PG、ラウレス硫酸Na、 ポリオキシエチレンラウリルエーテル(23E.O)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム-アクリル酸共重合体液、香料、ポリオキシエチレントリデシルエー テル、無水亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、ミリスチルアルコール、エデト酸塩、水酸化ナトリウム液、ローヤルゼリーエキス、L-アルギニン、リン酸


この成分はなんと
パイプに詰まりを解消する’パイプ◯ニッシュ’などに使われている髪の毛を溶かす成分と同じなんですね。強力なアルカリ成分です。そのアルカリと2液の過酸化水素が混ざると猛烈な化学反応が起きて活性酸素が発生し、泡ができます。その泡が髪の毛を脱色したり、髪の毛を溶かしたりするのです。
泡カラー恐ろしいですね。パイプ◯ニッシュで髪を染めてるのに近いのですね。カラーしながら髪の毛を溶かしているのです。

薬品を使う施術(パーマやカラー、ストレートパーマ)には少なからずダメージを伴います。
美容室ではできるだけそのダメージを少なくできるような処理剤や技術を駆使して施術しています。
お店でたくさんケアした施術をしても、泡カラーは一発で髪をダメにしてしまします。しかも、泡カラーをされた髪はどの部分がどれくらいダメージを受けているか判断しにくく、パーマかける時など、思ったようなヘアスタイルにできないことがたまにあります。

そんなことがあるからご自分で泡カラーで染められるのは、美容師が嫌うことなんです。

泡カラーやめて下さい。「美容室でカラーしても、家でカラーしても一緒やし」と言われないようにお店の施術を高めていきますし、「時間がないから家でカラーする」って言われる方にはお店で使っているのと同じ色のカラー剤をお分けしていますので、相談してください。

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